マトリックス図法とは
マトリックス図法というのは、系統図法と言われています。
マス目を作ってその中に具体的な方策を書いていく手法のことで、4次、5次までになると相当な数の方策が書けます。
行に属する要素と列に属する要素に構成された、二次元の表の交点に着目して問題解決を効果的に進める手法のことです。
マトリックス図法について、実際にどのような内容で何を書いていくのかを詳しく紹介していきます。
① マトリックス図法の目的
マトリックス図法の目的としては、作成した二次元配列の中から問題の所在、形態を探し出せます。
同じように作成した二次元配列の中から問題解決への着想を導き出すことができます。
② マトリックス図法の種類
マトリクス図法には種類があり、5つの種類で構成されています。
5つの種類とは、L型マトリックス・T型マトリックス・Y型マトリックス・X型マトリックス・C型マトリックスとなります。
③ マトリックス図法のメリットは何
アトリックス図法にはメリットがあります。
そのメリットとは、長年の深い経験に基づいたデータが短時間に求められます。
2つ目は、各要素間の関係がはっきりします。
3つ目は、全体の構成をはっきりと見分けることができます。
4つ目は、複数の表がきれいにまとめられているので、問題の所在が明確になります。
④ マトリックス図法使用時の注意点
マトリックス図法を浮かうときにはいくつか注意点があります。
それが、作成するときは要素や手段を列挙していきます。
次に要素間の関係が正しいかチェックします。
マトリックス図法の作成方法とポイント
マトリックス図を作成することは、忘れていた必要な情報を見つけ出したり整理したりすることができます。
頭の中で考えていることであいまいな箇所も明確にできるので、マトリックスを作成することで不明点も明確にできます。
では、マトリックス図形の作成方法を解説します。
マトリックス図法をどうまとめるかが重要
最初に縦軸に実施可能な手段を列挙していきます。
横軸には評価項目として、例えば実現性・効果・ランクなどを書いていきます。
縦軸の手段を誰がやるかを具体的(部署名など)に書いていきます。
横軸の一番右に、実施事項を作成します。
ある程度項目が決まったところで、各項目間に線を引いていきます。
評価項目としての効果欄には、〇を大いに効果ありとし、△を効果ありとして、×を全く効果なしとして記入していきます。
実現性に関しては、〇を実現性が大いにあり、△を実現性あり、×を実現性なしと記述していきます。
最終段階として、実施項目欄には実施項目がわかっている物を全て具体的な内容を記述していきます。
マトリックス図法を使うときには、このように簡素化されていても一目で実施可能かどうかや現時点での実施に対する問題点なども出てきます。
表一つで声だけ具体的なことがわかるわけです。
まとめ
ここまで、マトリックス図法がどういうもので、どのような作成方法をすればいいのかについて詳しく紹介してきました。
初めてマトリックス図法というものを目にした人には、どう作成したらいいのかが、まだ、はっきりとはわかっていない人の方が多いのではないでしょうか。
間違ってもいいので、まずはマトリックス図法を作成してみて、どうなるかを試してみることが大事です。
考えるよりも行動してみることが大切だという事です。
マトリックス図法の作成方法に沿って何かを題材にして、練習の意味合いでもかまわないので作成してみてください。
何か、新たな発見があるのではないでしょうか。